2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧
最後のコラムから、もう1年がたつんですね。次のアーカイブができますよう、積極的に書き続けます。
2014年9月14日。『影法師』(百田尚樹、講談社文庫)を5日間で読了。百田には珍しい時代小説だ。文章に無駄な脂肪がなく、さらりと読め、かつ面白かった。 『永遠の0』に通じる「義とは何か」 NHK経営委員としての百田の発言が、政治的中立を逸脱し右寄りだ…
桜庭一樹『私の男』(文春文庫)読了。封切られた同名映画が話題になった。その映画に好きな女優二階堂ふみが出演している。さっそく文春文庫を手に取った。 1993年の奥尻地震で家族を亡くした9歳の「花」は、紋別に住む親戚の25歳の男、淳悟に引き取られ養…